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真心をこめた時間

 「秋の夜長・・・」といえば読書、好きな音楽を聴くのもいい、秋の虫の音を聴きながらゆっくりお風呂につかるのもいい、毎夜少しずつ膨らんでいく輝く月をながめるのもいい、豊かな山の幸(松茸きのこ)海の幸(秋刀魚)秋の実りで食卓を囲む。季節の移り変わりをこんなにも五感で感じることのできる「秋」は子どもたちにとっても情操を育む絶好の時です。

 みなさんは辰巳芳子さんをご存知ですか?料理研究家の草分け的存在である母・辰巳浜子から家庭料理を学び、大正から昭和初期にかけ宮内省大膳寮(宮中の食事を司った役所)で修行を積んだ加藤正之からフランス料理を学び、西洋料理と家庭料理の研究に研鑽を積み、数々の著書、テレビ料理番組、雑誌等で「命に直結した食の大切さ」を伝え続け、現在90歳近い日本の料理研究家、随筆家です。お父様が脳梗塞で嚥下障害(えんかしょうがい−食物を飲み下すことができなくなる)になり、苦しむ父へ母娘で工夫を凝らしてスープを作り毎日入院先へ届け、八年に及び父の命を支え続けたことは辰巳芳子さんを知る方ならご存知のことでしょう。「いのちのスープ」と呼ばれて緩和ケア病棟の医療従事者もその作り方を習い、多くの病人・老人・病の子どもたちの命のささえとなっています。

 辰巳芳子さんの一冊の本「あなたのために」には「家庭生活の愛と平和を、おつゆもの、スープが、何気なく、あたたかく、守り育ててくれますように」との辰巳芳子さんの思いが込められ、そのいのちを支えるスープの作り方が美しい図式のように詰まっています。美味しいお料理をつくるための単なる調理本ではないこの本と出会って、あたたかい嬉しさを感じご紹介しました。辰巳芳子さんの言葉に「日々を丁寧に過ごすこと・真心をこめた時間を過ごすこと」とあります。子どもたちを育む毎日にもこの言葉は大切だと感じます。

 家庭でお母さんがつくる手料理には、こどもが成長するための大切なものがいっぱいこめられている。からだを成長させる栄養だけでなく、こころを育てる目には見えない栄養が含まれていることを忘れないで下さい。子どもたちがすくすくと健康で元気に育ってほしいと願います。

 


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