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自然と子どもたち

4月の下旬、若草保育園では年長児が静岡市郊外へ竹の子堀りに出かけます。子どもたちにとって、進級して初めての遠方への園外保育です。元気いっぱいの子どもたちは、山へ向かうマイクロバスの車窓から「鯉のぼり探し」をしたり、街に植えられた春の花々に歓声をあげたり、右に左に街並みを嬉しそうに眺め、だんだん郊外に近づき山々が見えてくる頃には「あの山かなあ?」「竹の子はこの山にあるよ」「あそこだよ」と期待に目を輝かせています。

一方、山登りの危険を心配する担任保育士は、緊張しています。この日子どもたちが楽しく過ごせるように色々と気遣いをしながら準備をすすめてきました。それぞれの期待と心配を乗せて、バスは柔らかな緑の新芽が出始めたお茶畑をぬうように進み、ウグイスの声の出迎えとともに目的地に到着です。静岡の春、この地はほんとうに静かで美しく、そよぐ風も保育園の近くとはまったく違います。保育園の子どもたちが毎日ここに訪れ、自然の中で遊ぶことができたらいいのになあと思ってしまいます。

広い池の端を少し歩いて、山を案内してくださる方から竹の子の掘り方を教えていただいた後、いよいよ竹林への道を登ります。アスファルトの道でなく、石や岩がごろごろの急坂を子どもたちはぐんぐん登っていきます。そして土の中からむくっと芽を出した筍をみつけ、子どもたちは小さなシャベルでグループになって掘り始めます。

子どもたちの様子をみていると、最後まで同じ場所で堀ろうとする子、土が固くてあちこちの筍に移動する子、見たことのない虫を恐がる子、竹の切り株を興味深々に観察する子、筍の芽から出てくる水を不思議そうにしている子、掘りあげた竹の子を一番先に抱え嬉しそうにしている子、やっと掘った竹の子の重さをみんな肌で感じ、あっという間に籠いっぱいになりました。

短い時間の竹の子堀り体験でしたが、子どもにとって自然環境に触れる体験が、様々な感覚を刺激し「興味を持つこころ」を育ててくれること、整えられた環境では育ちにくい「自ら考えて危機を回避する能力」など、子どもたちの体の隅々までに自然の力が行き渡り、心も身体も成長させてくれることを改めて実感しました。

自然の中だからこそ険しい道を歩く方法を自ら学び、一歩一歩足元を確かめながら歩き、遅れて歩く友への気遣いをし、励ましの声を掛け合い、頑張った後には春の山の幸を色々な調理法で味わうなど、この春の一日が子どもたちの思い出に残ってくれたらと切に願います。

卒園児を送るとき
 


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